「転職したら逃げたと思われる」
「自分が会社を辞めると周りに迷惑をかけてしまう」
このように、転職活動の一歩を踏み出せずに悩んでいるそこのあなた！私も転職を経験しているので、このように悩む気持ちはよくわかります。でも、一度しっかりと自分の気持ちと正面から向き合ってみてください。
「本当に今の仕事を続けていたいですか？」
「本音では今より給料が高い会社で働きたいのではないですか？」
この記事では、そんな「転職に踏み出せずに悩んでいる方」におすすめの本を紹介します。
「私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～」安斎響市著
本に書かれていることを私の実体験も踏まえながら紹介しますので、転職しようか迷っているあなたが一歩を踏み出すために、きっと役に立ちます。ぜひ参考にしてみてください。
転職は「逃げ」ではない
「転職は逃げだ」
「転職は裏切り行為」
「育ててもらった恩を忘れたのか」
このように転職を猛烈に批判する人がいます。特に古き日本の大企業にはこのような考え方をする人が多いのでないでしょうか。
私が以前働いていた会社もそうでした。中途採用をほとんど実施していないため、大部分の社員が入社したら定年まで勤め上げるのが普通でした。ですから、転職する社員が珍しいので、散々な言われようでした。
ですが、転職は逃げではありません！自分の生活をより良くするための選択です。私は転職して良かったと心から思っています。あなたの足を引っ張るような人は放っておいて、自分の未来のために転職活動を始めましょう。
ヤバい会社からは逃げろ！
転職は逃げではありません。ただ、本当にヤバい状況なら逃げることも必要です。
転職を「逃げ」だと批判する方へ。逃げることの、一体何が悪いのですか？不審者が近づいてきたら、逃げるでしょ。大きな地震や津波が来たら、逃げるでしょ。自分が本当にヤバいと思う状況からは、逃げて良いのです。
私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～
この内容にはとても共感しました。
私が以前働いていた会社では、仕事のストレスからメンタルに不調をきたして休職する人が本当にたくさんいました。優しくて真面目で我慢強い性格の人が多かったように思います。
ですが、心身を壊してまで働いた結果、休職に追い込まれたとしても会社は守ってくれません。「代わりはいくらでもいる」このように考えています。というか、代わりの人員を確保してリスク管理するのが当たり前です。
あなたを守れるのは自身の判断だけです。パワハラやセクハラが横行している、長時間労働や薄給といったブラックな環境、そのような会社からは一刻も早く逃げましょう！
愚痴るくらいなら転職活動しよう
よく仕事や会社の愚痴ばかり言っている人がいますが、転職を経験したことがある人なら間違いなくこのように思います。「そんなに愚痴を言うくらいなら、転職すれば良いのに」
“会社の愚痴を言うことは、何の解決にもなっていない”
私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～
著者もこのように言っていますが、まったくの同感です。愚痴を言い続けても状況が良くなることはありません。せいぜい、本人の気分がすっきりする程度のものです。
愚痴を聞かせ続けられる周囲の人はどのように思うでしょうか？文句ばかり言って行動しない人と思われ、多くの人が離れていきます。
つらい気持ちはわかるのですが、愚痴を言いたくなったらグッとこらえ、状況を改善するような行動にエネルギーを使ってみませんか？
転職活動の心構え
転職をすることで自分の人生を変えたいと望む皆さんに、心にとめておいていただきたいことがあります。それは、自分の人生は自分で選び、自分自身で決めると、いうことです。自分の人生の決断を他人に委ねてはいけません。
自分に転職なんてできるだろうかと、転職活動前から不安に思うこともあるかもしれません。でも、転職を経験した私からのアドバイスです。大丈夫です。皆さんもきっと転職できます。転職できる人とできない人の違いは「勇気を出して行動したか」これだけの違いだと思います。
こちらの記事で、「転職活動する上で感じる不安４つとその解消法」について解説していますので、参考にしてみてください。
【初心者向け】転職活動する上で感じる不安４つとその解消法会社に迷惑がかかる？
「私が会社を休んだら、周りの人に迷惑をかけちゃう」
「私が会社を辞めたら、仕事が回らなくなってしまう」
このように思って、転職を踏みとどまってしまう人もいるのではないでしょうか。そもそも、迷惑をかけてはいけないと誰が決めたのでしょうか？
例えば、誰かが体調不良で休んだ時には、周りの人間でフォローすることで仕事を継続しますよね。それが会社というものです。あなたが転職したとしても、仕事は回るようにできていますし、会社はそのようなリスク管理もしています。
むしろ、本当に一人辞めた程度で事業が継続できないような会社であれば、遅かれ早かれ倒産しますので、一刻も早く脱出した方が賢明です。
「自分がいないと会社に迷惑がかかる」のは、「自分が今まで一生懸命仕事をしてきて、会社にとって必要な人材として認められてきた証拠」です
私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～
今まで、あなたが会社に貢献してきたにもかかわらず、会社に対して何かしらの不満を抱いているから転職を考えているのですよね？自分の期待に応えてくれない会社より、自分のより良い未来に向けて、限られた時間を使ってみませんか？
会社を辞めるのは転職先が決まってから
会社に迷惑をかけるくらいなら、先に今の会社を辞めてから転職活動を始めた方が良いのではないかと考える人がいるようですが、これは絶対にやってはいけません。なぜなら次の３つの理由があるからです。
①無職の求職者は書類選考や面接での評価が下がるから
私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～
②無収入の状態だと、生活への不安から、妥協した転職をしてしまいがちだから
③半年後も一年後も転職できないかもしれないから
まず、「無職の求職者は書類選考や面接での評価が下がるから」については、私が採用業務に携わっていることからも確実に言えることです。
今の会社で働きながらでも転職活動はできるはずだと考える人は多いです。さらに、安易に会社を辞めるような責任感のない人なのではないかと疑われたりします。あらぬ疑いをかけられて転職活動が不利になるのを避けるため、「転職活動に集中するために辞める」ようなことは絶対にしてはいけません。
次に、「無収入の状態だと、生活への不安から、妥協した転職をしてしまいがちだから」について。
転職前に会社を辞められるような人ですから、ある程度の期間は収入がなくても生活していけるだけの貯金はあるのだと思います。ただ、その資金も数年分ではなく、多くても半年程度という人が多いのではないでしょうか。２，３か月で転職先が決まれば良いのですが、半年以上も良い求人に巡り合えないということも可能性としてあります。
そのような状況に陥れば皆さんはどう感じるでしょうか？まず間違いなく、どこでも良いから入社しようと妥協してしまうでしょう。その結果、「こんなはずではなかった」と後悔することになるかもしれません。
最後の「半年後も一年後も転職できないかもしれないから」は最悪な状況です。コロナの影響もあり、経済の先行きが見通せないことから、採用を抑制している企業はたくさんあります。そのような状況ですから、半年後、いや一年後も転職先を見つけられない可能性だってあります。
もし、この時「今の会社で働きながら転職活動している状況」であればどうでしょう。良い転職先がみつからなければ、今の会社で働き続ければ良いだけです。
「パワハラで精神的に耐えられない」「過労で倒れ入院してしまう」このような状況でない限り、今の会社で働きながら転職活動をしましょう。
今の日本は転職の絶好のチャンス
日本は昔から終身雇用の考え方が強い企業が多くあります。そのため、ほとんどの日本人は転職を経験しません。これがチャンスなのです！
もし今後、転職が一般的になったら、どうなるでしょうか？自分よりも優秀な人が転職市場にたくさん流れ込んでくる可能性があります。そうなると、条件が良い求人はそのような優秀な人たちに取られてしまいます。
ですが、現在の日本では転職を考えていても、行動できる人は一部にすぎません。そんな今だからこそ、あなたに勇気を出して転職活動をスタートさせてほしいと思います。
まとめ：勇気を出して転職活動をスタートさせよう
最後に、今回の記事をおさらいしましょう。
「転職に踏み出せずに悩んでいる方」におすすめの「私にも転職って、できますか？～初めての転職活動のときに知りたかった本音の話～」という本を紹介しました。この本を通して私が皆さんに伝えたかったことは次の通りです。
ヤバい会社からは逃げろ！
⇒転職は逃げではありません。ただ、本当にヤバい状況なら逃げることも必要です。あなたを守れるのは自身の判断だけです。パワハラやセクハラが横行している、長時間労働や薄給といったブラックな環境、そのような会社からは一刻も早く逃げましょう！
愚痴るくらいなら転職活動しよう
⇒愚痴を言い続けても状況が良くなることはありません。愚痴を言いたくなる気持ちはわかるのですが、状況を改善するような行動にエネルギーを使ってみませんか？
会社に迷惑がかかる？
⇒迷惑をかけてしまうことは当たり前です。今まで、あなたが会社に貢献してきたにもかかわらず、会社に対して何かしらの不満を抱いているから転職を考えているのですよね？自分の期待に応えてくれない会社より、自分のより良い未来に向けて、限られた時間を使ってみませんか？
会社を辞めるのは転職先が決まってから
⇒会社に迷惑をかけるくらいなら、先に今の会社を辞めてから転職活動を始めた方が良いのではないかと考える人がいるようですが、これは絶対にやってはいけません。理由は次の３つです。
①無職の求職者は書類選考や面接での評価が下がるから
②無収入の状態だと、生活への不安から、妥協した転職をしてしまいがちだから
③半年後も一年後も転職できないかもしれないから。
今の日本は転職の絶好のチャンス
⇒現在の日本では転職を考えていても、行動できる人は一部にすぎません。そんな今だからこそ、勇気を出して転職活動をスタートさせ、より良い会社に転職しましょう！
